録音フォト紀行

2010/11/20-21

ブラチスラバ

 

 夜のブラチスラバのお城を眺めながら到着です。

今回は通訳のヴァレントさんご夫婦がウイーン空港まで
お出迎えくださいました。

街中はもうクリスマスの電飾でいっぱいです。

 今回も左のスロバキア国立放送局のスタジオで録音です!

 録音ホールはこのなかの平たい処にあります。
又その奥にレストランが、さらにその奥にペンションがあり、
今回も其処に宿泊です。

此処のペンションは共産時代のレトロな雰囲気の部屋です。

 録音前日、スロバキア音楽祭のオープニングで
当オーケストラがブラームスの3番のシンフォニー他を、
ここブラチスラバのオペラ劇場で演奏でしたが
残念ながらリハーサルしか聴けませんでした。

しかし翌日此処で小林健一郎氏(我が山田門下の兄弟子)指揮で
チェコフィルがベートーヴェンの5番と7番を演奏するとの事。
聴きに行ったのですが、なんと5番6番でした。

前にシューマンをチェコのモラヴィア・フィルと録った折りにも
彼のチェコフィル「我が祖国」初登場を聴きに行ったのは
何かの奇遇でしょうか。

 今回録音協力頂いたスタッフのご紹介です。

 左は、スロバキア放送局のディレクター/ニツナンスキー氏と
通訳/ヴァレントさん
右は、同じく当放送局のエンジニア/ゲシュバントナー氏、
 それにこの写真を撮っているのが、
我らがエンジニア/村上輝生氏。

 

 今回はかなりスリリングな録音でした。
何よりすこぶる速い楽章が多いのです。
しかしメンバーは良く練習をして来て頂いたようで、
難しい所も何とか数回でクリアーでした。

「皇帝円舞曲」は終始和やかな雰囲気で、
いかにも我々の音楽だと言わんばかりです。

今回のこの曲だけコンサートマスターが都合で入れ替わりました。
彼は元この放送局オーケストラのコンサートマスターで、
定年でこちらへ移ったとの事でした。
普段は2ndのトップですがやはりここの方が居心地良さそうです。

 

 

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Photo by
Teruo MURAKAMI
Takuhide MIZUHARA
Noriaki KITAMURA